◆現地妻。シンガポーリアンの現地妻だったヨシという名の女性

◆現地妻。シンガポーリアンの現地妻だったヨシという名の女性

「現地妻」という女性の生き方がある。男は本土で妻や子供を持っている。それを分かった上で、男が現地に来たときだけ「妻」になる。

同じ国で、同じ国籍同士であれば、それは「愛人」なのだが、国が違えば「現地妻」になる。海外出張している日本人の男も、結構な数の男が「現地妻」を持っている。

タイでもインドネシアでも中国でもマレーシアでも、どこでもそうだ。一流企業の男も、中小企業の男も関係ない。みんな妻には素知らぬ顔をして、現地で特定の女性を囲い込む。

シンガポーリアンはインドネシア女性を「現地妻」にしている。彼らはゴルフに行くという名目でインドネシアのどこだかに渡って、ゴルフとは別のこともして帰る。

そんなシンガポーリアンの現地妻だった女性を知っている。ヨシという名の女性だった。

インドネシア・カリムン島の売春地帯はイスラム原理主義者に襲われて一時はほとんど壊滅した。あれから少しだけ女性も戻って来たが、もうシンガポーリアンを呼べるほどでもない。

全盛期は終わり、宴の跡だけが残った。もっとも全盛期でも、この島には華があるわけでもなかった。売春地帯は殺風景で、他に何があるわけでもなかった。どこの売春宿もそうだ。

壁に押さえ付けるようにソファが置いてあり、大抵は男が入口近くのソファに座るしきたりになっている。奥側には女たちが足を組んで男に選ばれるのを待つ。

このカラオケ屋もそうだった。中に入ると、入口から見て左側に10人ほどの女たちが……

(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたカンボジア売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア インドネシア編』にて、全文をお読み下さい)

ブラックアジア・インドネシア編
『ブラックアジア・インドネシア編 売春地帯をさまよい歩いた日々(鈴木 傾城)』

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