1950年代と言えば、もう今から60年も前だ。
アメリカはハリー・トルーマンやドワイト・アイゼンハワーが大統領をやっていた時代、そして、エルビス・プレスリーが時代の反逆児として「顰蹙(ひんしゅく)」を買っていた時代だ。
日本はまだ戦後まもなくで、ほとんどの人たちは生きるか死ぬか必死だった。やっと戦争の大混乱が終わって、少しずつ復興が肌で感じられてきた時代と言おうか。
そんな時代、アメリカでは多くの男たちが、ヌードショーやストリップショーを楽しみ、写真にも残る女性が出てくるようになった。
1950年代の女性の身体とはどういう身体だったのだろうか。今の女性とは何か違う部分はあるのだろうか。
もちろん、人間の身体が50年や60年で劇的に変化するわけでもないので、女性たちの肉体は「別種のもの」ではない。
しかし、違いはもちろんある。