1980年に、ひとつの奇妙な映画が公開された。「エレファント・マン」という映画だった。この映画は日本でも大ヒットしたので覚えている人も多いかもしれない。
監督はデビット・リンチで、白黒の映画だが、今でも知らない人はいないほど有名な映画だ。もしかしたら、歴史に残る映画なのかもしれない。
この映画は実話を映画化したものだ。ジョセフ・メリックという1862年にイギリスで生まれた異様な奇形を持った男をテーマにしたものだ。
見世物小屋で働いていたところを医師のフレデリック・トレヴェス氏に保護され、1890年に亡くなるまでを描いている。
「妊娠中の母親が象に踏まれかけたショック」のために奇形になったと見世物小屋では紹介されていた。