現在の日本では男の子が生まれても女の子が生まれても平等に祝福されるが、以前はそうではなかった。
長男は一族の名前や財産を継ぐ大切な存在であり、第一子は男の子が望まれた。女の子が生まれれば、男の子が生まれるまで出産を続けた家庭も多い。
日本がそれほど男の子にこだわらなくなったのは、アメリカ流の男女同権が思想として定着したり、一族・家族の絆が解体されていったりした結果でもある。
しかし、世界のすべてが日本のように平等思想・同権思想を受け入れたわけではない。
むしろ、受け入れていない国のほうが多い。
イスラム国家、儒教国家では依然として男子優先主義、家長主義が文化として強固に残っている。女性はそれほど祝福された存在ではない。