あなたは処女(バージン)が好きだろうか?
処女は何事においても神聖視される。それは、どこの国でも同じである。
キリスト教ではイエスを産んだマリアは処女懐妊をしたとあがめられ、中国では処女と寝ることによって若返ると言われた。現代でもそれを信じている人もいる。
決して狩ることのできないという伝説のユニコーンは「裸の処女」に引き寄せられると言われ、ヴァンパイヤは「処女」の血を欲するという。
巫女や聖女は処女でなければならないという決まりがあり、ユダヤ教では新婚初夜に女性が処女ではないことが分かった場合、離婚できる。
厳格なイスラム教地区では、結婚前に処女を失った娘や、失いそうな娘は殺してもいいことになっている。(シャフィリア・アハメド。父親に殺された17歳の女性の悲劇)
勝手に恋した女性を焼き殺そうとした例もあった。家族がそのようなふしだらな娘を殺すことを「名誉の殺人」という。家族の名誉を穢した娘など、生きる価値もないということだ。(名誉殺人。自分の父親に殺された20歳女性の、切断された頭部)