アメリカが超格差社会になっており、貧困が凄まじい勢いで拡大しているのは2011年9月から、ニューヨークで自然発生的に始まった「ウォール街を占拠せよ」運動を見ても分かる。
この格差はグローバル社会が加速するごとにひどくなっており、今も格差の流れは止まっていない。グローバル社会は、持つ者と持たざる者をどんどん分離させる社会なのである。
持つ者は資産が膨張して、黙っていても金持ちになる。持たざる者は賃金を削られ、仕事を途上国の労働者に取られてどんどん貧しくなっていく。
そして、2013年7月18日に象徴的な事件が起きた。ミシガン州デトロイト市が負債1兆8000億円を超えて、破産申請をしたことである。
デトロイトが追い込まれているのは、すでにブラックアジアでも取り上げた。(デトロイト荒廃は、グローバル経済を受け入れた先進国の未来)
こうなるのは、予測された未来だった。