海外に出ると、日本人は現地の日本人に狙われることが多いという。これは日本人だけに起きているケースではない。
韓国人が海外に出ると、同じ韓国人に騙されたり殺されたりしている。フランス人も、アメリカ人も、同国人に騙される。
それは、異国の地で同国人に会うと言葉や文化が通じるということや、寂しさや心細さから解放されるというところから、どうしても心を許してしまうからだ。
悪い人間であればあるほど、最初は親しげに、そして好感度抜群の笑顔で近づいて来る。だから、同国人であるという共通項も手伝って、すぐに打ち解けて「友達」になってしまう。
そういった旅の出会いの一期一会が楽しかったり、印象に残ったりするのだが、無防備に信用したら恐ろしい結果になることもあるのは残念だ。
最近は、タイやフィリピンに「困窮邦人」が山のようにいることがよく知られるようになった。
実は、そういった人は昔からいた。以前、フィリピンを舞台に起きた殺人事件があったが、あまり知られていないので、紹介したい。
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