スーダンの山岳地帯にはヌバ族という民族が暮らしているが、このヌバ族が大虐殺されていることは以前にも取り上げたことがある。
誰もヌバ族には関心がない。だから、それをいいことにスーダンのオマル・バシール大統領はヌバ族を徹底的な大虐殺を行っている。
また、ジャンジャウィードと呼ばれるアラブ系の民兵がこのオマル・バシールと組んで、ヌバ族の大虐殺、略奪、放火、レイプ、人身売買を行っている。
それを糾弾したのは、メンデ・ナーゼルという女性だ。彼女はヌバ族だったが、少女の頃にジャンジャウィードに村を襲撃されてアラブ人に捕まって奴隷にされた。
アラブ人の男は彼女をレイプしたあと、人身売買業者に売り飛ばし、彼女はアラブ人家庭に「奴隷」として連れてこられて激しい折檻を受けながら生き延びたという女性だ。