欧米でもアジアでもクラブ・ディスコ等でそれが出回るのはなぜか。コカインがあればハイな状態のままずっと踊り続けて過ごすことが可能だからだ。

だから、コカインはパーティ薬とも呼ばれている。

真夜中のダンス・シーンの中でコカインをきめると、無尽蔵の体力とダンスで派手で騒々しいクラブやディスコで一目置かれるようになる。

やがて人間関係ができ、多幸感を覚え、ドラッグも極まってくると、その強烈な世界から抜け出せなくなり、ずっとコカインに頼らざるを得なくなる。

本来ならば休息が必要な身体に休息を与えず、ドラッグによってエネルギーを先取りするのである。薬が切れたときは、その虚脱感は相当なものであることは想像できるはずだ。

結局、ベッドから起き上がることも寝返りを打つことすらもできないような激しい消耗から逃れるために、またコカインが必要になる。

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