フィリピン・ミンダナオ島では政府軍とモロ民族解放戦線が熾烈な市街戦を繰り広げている。(フィリピンで政府と銃撃戦をしているモロ民族解放戦線とは?)
実は、フィリピンはこのモロ民族解放戦線よりも、さらに凶悪化したイスラム組織がある。
アブ・サヤフ(Abu Sayyaf)である。
2013年2月3日、フィリピンで人質の解放を巡って、政府、モロ民族解放戦線と三つ巴の銃撃戦を繰り広げたのが、このアブ・サヤフという組織である。
アブ・サヤフは何度も何度も壊滅したと言われては、そのたびに復活し、フィリピンで数々の誘拐事件を引き起こして社会問題化している。
そのせいで、イスラム原理主義者組織というよりも、今ではすっかり「身代金目当ての誘拐をする犯罪組織」として知られることになった。
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