ブラジルは御存知のように世界最大のジャングル地帯「アマゾン」を抱えた非常に巨大な国だ。
ジャングルは生物の多様性の宝庫であるが、ブラジルが特徴的なのは「人間の多様性」もまた進んでいるというところである。
ブラジルは世界で最大の「人種混交国家」だと言われている。それは真実だろう。多様性が、さらなる多様性を生み出す。
その多様性は文化的にも大きな魅力であり、それがゆえに多くの人々をも惹きつける。
あまり知られていないが、ブラジルのこのような多様性に惹かれて、欧米からの移民もどんどん増えている。ドイツ人からイタリア人、フランス人、ユダヤ人までもがブラジルで暮らして、ビジネスをしている。
もちろん、日系ブラジル人もしっかりとブラジルに根付いていて、そんなところもブラジルの多様性を象徴している。日本と正反対の気質であると考えてもいい。