2013年10月7日、メキシコ南部オアハカのサン・フェリペで、ひとりの女性が産気づいてオアハカ州の州立の保健センターに向かった。午後2時のことだった。

ところが、この保健センターではこの女性を最初は無視し、次に「順番を待って」と放置し、最後には彼女が少数民族の出身であるとして診療を拒絶した。

女性は陣痛に2時間も苦しんだあげく、誰の助けも得られず、とうとう保健センターの庭で出産した。

この時の写真がフェイスブックに掲載されているが、貧しい女性が医療を受けられず、助けも得られず、泣いて苦しみながら出産する姿は痛ましいものがある。

メキシコの医療制度はこの程度のものなのかと、現在メキシコで激しい怒りが渦巻いている。

幸いにして、母親も赤ん坊も両方が良好な健康状態で大事に至ることはなかった。しかし、政府の機関ともあろう診療所がこの程度だったことにメキシコ人は衝撃を受けている。

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