◆貧しい女性の子宮が買われていく。代理出産が引き起こす問題

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子供が欲しいのに、子供が産まれない。今まではこういった夫婦には養子をもらうしか選択肢はなかった。自分の遺伝子を受け継いだ子供を持つのは不可能だったのだ。

しかし、現代は違う。どちらか一方の精子、あるいは卵子、あるいは両方を医学的に受精させた卵子を、別の女性の子宮を使って出産する技術がある。

これはすでに、ビジネスとして成立していて、貧しい女性が「子宮貸し」をしている。子宮を貸して、出産して、お金を稼ぐのである。

このビジネスは「代理出産」と呼ばれているが、2000年に入ってからどんどん普及するようになると、代理母はやがて国外の貧困女性が担うようになっている。

現在、代理出産をする貧しい女性はどこの国が多いのか。それは、インドである。

すでに、インドでは多くの貧困女性が代理出産ビジネスをしており、その規模は約1800億円にもなっているという。

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