日本のある経済使節団体が約20人、2010年にブラジルに入って10分後、いきなり全員分のパスポートが入ったカバンが強盗に遭って盗まれたという事件があった。
彼らはブラジルが投資するに値するのかどうかを調べるために現地調査に入ろうとしていたのだが、この強盗事件に激怒して数人の日本人はそのままブラジルを見ることもなく帰国してしまったという。
実は、空港付近で強盗事件が多発しているのは外務省でも警告している。
「サンパウロにおいては、幹線道路を走行中の車が停車したところを襲う強盗事件が多発していますが、特にコンゴーニャス国際空港及びグアルーリョス国際空港から市内に至る幹線道路において、空港から市内に向かう車両を狙った強盗事件が多発しています」
強盗のほとんどは銃を持っており、発砲することも多く、よく強盗で死者も発生している。
さらに誘拐事件もよく起きており、強盗目的からレイプ目的まで、1日平均12件は誘拐が発生していると言われている。