自分を大きく見せるに、「虎の威を借る狐」の戦略を取る人がいる。
ほとんど似合わない派手なブランド服に身を包んで歩く人たちもそうだし、学歴や、所属企業や、所属組織をことさら強調して威張る人たちもそうだ。
宗教家も、似たようなところがある。神という究極の存在をバックにして威張る。神に逆らえる人はそうそういないので、場合によっては絶対権力を持つことになる。
それとは逆に、世の中に反抗している自分を演出、箔付けするのに、「悪魔」を利用している人間も多い。ならず者は、悪魔をバックにして、自分の反逆をいかにもそれっぽく「演出」する。
宗教家も、ならず者も、自分を権威づけるためにそのような演出をしている。
つまり、十字架を持った牧師も、サタンを入れ墨に入れるチンピラも、やっていることは同じであり、同類であると気付かなければならない。