東欧の貧しさはあまり日本人に知られていないが、ルーマニアもブルガリアもモルドバも、極貧と言ってもいいような状況の中で人々が暮らしている。
その結果、こういった東欧の国に住む女性たちはそのほとんどで人身売買の犠牲者となっている。現在、ヨーロッパ各国の売春地帯にいる白人の売春女性は、大半が東欧の女性で占められているとも言われている。
モルドバやウクライナをはじめ、多くの東欧女性が人身売買されて、強制的な売春を余儀なくされている。(モルドバから来た娼婦。雨が降ったら、それはお母さんの涙)
東欧がこれほどまで苦境に落ちたのは、共産主義に組み入れられ、そしてその共産主義が失敗に終わって経済崩壊していったからだ。
1990年から2000年初頭にかけて、多くのソ連圏の女性たちが売春地帯に堕ちていった光景は、ブラックアジア第一部の「娼婦ナナ。戦争を始めるのは男たち、代償を払うのは女たち」でも描写した。(ブラックアジア「第一部」売春地帯をさまよい歩いた日々)
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