日本人がドラッグと言えば、誰もが覚醒剤を思い浮かべる。日本ではヘロインはあまり流行らない。それは、日本人の気質が覚醒剤向きだからだと言われている。
日本人は文化的に滅私奉公タイプの仕事をするが、その場合、滅私するためにハードワークになりやすい。
日本で出世するには、いかに成果を出すかではなく、いかに遅くまで職場に残っているかが重要だと言われている。
こういった夜討ち朝駆けのような働き方は体力を消耗するので、「元気になるクスリが欲しい」ということになる。それが覚醒剤である。
どこかの無人島で自然の中で静かにしているヒッピーたちは、逆に覚醒剤などする人はひとりもいない。彼らは身動きしないで何時間でも横たわりながら内向きに快楽を追求するドラッグを好む。
だから、アヘンやマリファナやヘロインのようなドラッグが中心になる。