◆日本で衰退していく演歌の情念は、東南アジアでは今も通じる

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カンボジア・プノンペンの喧噪を感じながら食事をするのは好きだった。

夕方の涼しさを感じる中で、ひとりで、気まぐれに好きなものを食べて、暮れゆくプノンペンの街を眺めていくと、旅の途上の郷愁を感じ、幸せに浸ることができる。

オルセー・マーケット前でも、たくさんの屋台が出ていて、たまにそこでも食事をしていた。

このマーケットの1階入口はカセット・CDを売る露天になっていて、賑やかな音楽がたくさんかかっていた。そこをぶらぶらとあるいていると、CDを売る女性が私をつかまえて何か買っていかないかと呼び止めた。

カンボジアの音楽はポップスも多いのだが、どこか日本の演歌を思い起こすような懐かしい音楽もあって、今でもその演歌調の音楽の方がよく聞かれている。

クメール語のアクセントやイントネーションはとても好きで、特に女性が切々と歌う歌にたまらなく惹かれることがある。

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