ブラジルでは、2014年6月12日にワールドカップが開催されるのだが、ブラジル国民に高揚感はほとんどない。

2014年に入ってから新興国の多くが経済成長を鈍化させているが、ブラジルもご多分に漏れず、経済的にうまくいっていない。

ブラジル株式市場も2011年に入ってからずっと下がり続け、日本人の投資家が投信を通じて買っていたブラジルの通貨レアルも2014年1月に最安値を付けるような展開になっている。

さらに、2014年の成長見通しも1.70%から1.69%に下方修正され、3月には格付け会社のS&Pに格下げされるという状態になっている。

ブラジルがこうなった理由は、中国が失速しているという面が非常に大きい。さらにアメリカが金融緩和の引き締めに入っているので、投資資金が新興国から引き揚げられている。

この2つが重なることによってブラジル経済が直撃を受けてしまったのである。

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