閲覧注意
日本ではほとんど報道されなかったが、2014年4月2日の夜、マレーシア・サバ州のリゾート・ホテル「シンガマタ・リーフ・リゾート」で中国人の若い女性がフィリピンの武装組織であるアブ・サヤフに誘拐されるという事件があった。
アブ・サヤフはフィリピン・マレーシア一帯の海域で、多くの誘拐事件を引き起こしている犯罪組織である。(アブ・サヤフ(1)。誘拐ビジネスに邁進する狂気のテロ組織)
今回のこの誘拐事件も身代金目当てのものであり、それから3日後、350万米ドルの要求があった。日本円で言うと約3億5000万円だから決して安い金額ではない。
誘拐と言えば、日本でも少女や女性をレイプのために拉致する事件が相次ぐようになった。たとえば、星島貴徳が引き起こした事件はその異様さでよく知られている。
しかし、そうは言っても誘拐はそれほど頻繁に起きる事件ではないという思い込みがある。ところが世界に目を転じると、凄まじいことになっている。誘拐は、日常茶飯事なのである。