◆不倫。めった刺しの傷の深さは、かつての愛の深さだった

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閲覧注意
2013年6月。ブラジル東部のペルナンブコ州ヴァケジャーダで早朝にひとりの女性が泥まみれになって死んでいるのが見つかった。

アメリア・ドス・サントスという名の22歳の女性だったが、その身体はめった刺しの痕跡が残っていた。検視によると25ヶ所の刺し傷があったという。

犯人はすぐに割れた。彼女の不倫相手だった。警察の調査によると、彼女は殺される前の日に4年も付き合っていた不倫相手と口論しているのが目撃されていた。

彼女は身体を弄ばれた挙げ句に捨てられ、それを非難して逆に殺されたのだった。

ブラジルのみならず、世界中で「不倫」はありきたりな家庭内トラブルでよくある話だ。人はもともと一夫一婦制の制度には馴染めない体質であり、機会があれば人の心は浮ついて移ろいでいく。

そして、これほどよくある話なのに、往々にして残虐な殺人事件に結びついていくほど禍根を残す。

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