2014年6月5日。激しい内戦が続く中で、シリアのアサド大統領が再選されたと発表された。
すでにシリアは内戦国家であり、この選挙にどれだけの意味があるのか分からない。そもそも、本当に選挙が行われたのかどうかですら定かではない。
一方的に、それは発表されたのである。しかし、これによって、アサド大統領があくまでも徹底抗戦するつもりでいるのを全世界は知った。
迎え撃つ反体制派はずっと力不足のままで、アサド政権を崩壊させることができないし、ロシアの後ろ盾を持ったアサド大統領を打倒させることはますます難しくなっている。
その結果、シリアは2011年より起きた内戦から3年を経過し、死者は少なくとも15万人以上、実際は22万人を超えているのではないかとも言われている(内戦による被害者・怪我人はもはや計測不可能)。
2000万人のシリアの人口のうち、すでに645万人以上が難民と化している。
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