心と身体の性別が一致しない。どうしても、自分の肉体の性別に違和感を感じる。自分が、別の性であるという思いが止められない……。

こういった性同一性障害の人たちは、どれくらい人数がいるのかというのは、実はよく分かっていない。

なぜなら、この障害は目に見えるものではないので、自己申告の世界になるのだが、自分の性的な違和感を隠し続けて生きている人も多いからだ。

告白(カミングアウト)すれば、まわりから拒絶される可能性が高いのだとすれば、それを隠して生きることを選択する人がいても不思議ではない。

だから、性同一性障害がどれくらいの割合で存在するのかというのは、1000人にひとりだとか、1万人にひとりだとか、いろいろな説があって一致しない。

いずれにしても、1万人の人がいたら、その中の数人は間違いなく、性同一性障害であるということだけは確かだ。

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