北朝鮮のような一部の独裁主義国家も含めて、今やこの世のすべての国家は、資本主義国家である。
資本主義の世界では、必ず経済的な勝者と敗者が生み出され、年々その格差は大きなものとなっていく。発行されている通貨の量が決まっており、その中で勝者の取り分が大きくなると、敗者は少ないパイを大勢で奪い合うことになる。
だから、パイにありつけない人間が必ず生まれる。そういった経済的敗者が女性であった場合、その女性は生きていくために「何か」をしなければならなくなる。
無学で、人脈もなく、運も持ち合わせていない女性がすぐにでもできること。それが売春だ。
だから、この世のすべての国で、売春ビジネスは絶対に廃れることはなく、貧富の差が拡大していくのであれば、むしろ売春ビジネスはより世の中に蔓延していくことになる。
東南アジアではタイ、アフリカではナイロビ、南米ではブラジルが世界でも有名な売春国家だが、現在、ワールドカップが行われていることもあって、このブラジルが注目されている。