東南アジアでもインドでも、多くの国で売春女性と関わり合って話をしていると、売春地帯に堕ちた理由のひとつとして、必ず出てくるのは「家が貧乏だった」という話だ。

しかし、詳しく話を聞いていくと、売春地帯に堕ちるきっかけの大きなものは、借金だった。

貧乏だから売春地帯に堕ちるのではなく、貧乏だから借金をしてしまい、その借金を返すために売春地帯に堕ちたというのが正解だ。

つまり、直接的なきっかけは「返せなくなった借金」であることが多い。そして、その借金は自分の借金というよりも親の借金だったりする。だから、親が子を「売る」のである。

日本でも、女性が風俗に堕ちていくのは、「返せなくなった借金」が直接的な原因である。その借金は貧困が原因のこともあれば、浪費が問題だったりする。

そして、中には自分の借金ではなく、夫や恋人が作った借金が原因だったりする。いずれにせよ、「どうにもならなくなる」というのは、借金が返せなくなって、どうにもならなくなるのである。

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