ハイエナの夜
初めてタイの女性に恋をした20歳の頃から、私にとって女性と出会うというのは、女性と別れるということと同じだった。夜の女たちとの出会いはとても安易だが、別れもまた唐突であっけない。

好きになった女性も私から去って行ったし、逆に私自身が深入りすることの危険を感じて去ったこともある。一緒に暮らしたいなと思う女性もいたし、失いたくないと思った女性もいた。

しかし、私は意味もなく売春地帯にどっぷり浸っていたし、相手は夜の生活の中で流されるように生きていた。一緒に暮らすというのは、単なる夏の夜の幻のようなもので、現実的ではなかった。

売春地帯では、いつもそうだ。刹那的に出会い、刹那的に別れ、それでひとつの関係があっさりと終わる。堕ちた夜の闇の中では、すべては線香花火のように寂しくてはかない。

そんな中で、毎日毎日、出会いと別れを繰り返して、私は何を得たのだろう。

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