閲覧注意
2014年9月13日、フランス系のNGO職員として働いていたイギリス人のデービッド・ヘインズ氏が公開処刑で斬首された。
オレンジ色の服を着せられていたが、これは先に斬首された2人のアメリカ人と同じである。アメリカ兵は、イラクを占領したとき、アブグレイブ刑務所でオレンジ色の囚人服を着せてイスラム教徒を拷問したが、その報復だ。
その後、イギリスのキャメロン首相は、「イスラム国(ISIS)の人間はイスラム教徒ではない。化け物だ」と激しい口調でイスラム国を批判した。
欧米先進国の指導者は「イスラム国はテロリストで、イスラム教徒はテロリストではない」というコンセンサス(意見の一致)はある。
しかし、欧米先進国では2001年から急激にイスラム教徒に対する嫌悪や忌避感が広がっているのも事実だ。ユーロ圏で広がっている移民排斥も、一部はイスラム教徒を名指しで排斥の対象にしている。