いつも、ブラックアジアをご愛読ありがとうございます。今日はお知らせがあります。

2013年12月に『ブラックアジア第一部・売春地帯をさまよい歩いた日々』、そして2014年3月に『ブラックアジア番外編・絶対貧困の光景』を出版しました。そして、いよいよ第三弾として、2014年12月3日に、

堕ちた女の棲む孤島
ブラックアジア・インドネシア辺境編

という書籍を出版する運びとなりました。現在、書籍やアマゾンにて発売中です。(ブラックアジア・インドネシア辺境編 堕ちた女の棲む孤島

これは、インターネット版の「ブラックアジア第二部」を、ラピュータ社の編集者に読み込んで頂き、「これぞ」と思う部分を抜粋して、まとめてくれたものです。

どの部分が書籍になったのか、ぜひ本書を手にとってお楽しみ下さい。


堕ちた女の棲む孤島 インドネシア辺境編




堕ちた女の棲む孤島 ブラックアジア・インドネシア辺境編

本体価格1620円 248頁 四六判
12月3日(火)発売
ラピュータ刊

アマゾンや全国の書店で注文ができます。12月3日以降は、最寄りの書店でも、お買い求めできます。お取り扱いの無い店舗もございますのであらかじめ各店へお尋ねください。


カンボジアから、インドネシアへ


書籍『売春地帯をさまよい歩いた日々』は、売春地帯をさまよい歩いていた頃のありったけの情熱を凝縮してもらいました。そして、『絶対貧困の光景』は、インドを舞台にして貧困というテーマを追っていきました。

今回の『堕ちた女の棲む孤島』のテーマは、売春地帯に堕ちた女たちへの「愛」です。

ブラックアジア第一部は、タイからカンボジアへとさまよい歩いていた頃の、カンボジアの原風景の中で行われていた女たちの境遇や哀しさを中心に取り上げてきました。

しかし、このカンボジアの真夜中の世界も、2001年を過ぎたあたりから、政府当局の規制が広がり始めました。NGOの包囲網が売春地帯を中心に網を張られるようになって、いよいよ規制と摘発が始まったのがこの頃です。

カンボジアの売春地帯はもはや末期状態になっていることを2000年に強く感じていました。

また、日本に連れて行って欲しいと泣いてすがるベトナム女性を振り切ってしまったことも心の傷のようになっていた私は、2001年以降カンボジアに行かなくなりました。

しかし、タイ・バンコクの売春地帯の観光地化にも馴染めない私は、その後、売春地帯を求めてシンガポールへ、インドネシアへと流れるようになりました。

この中で私を虜にした国が、インドネシアです。この国の女性たちの優しさや人懐っこさは、とても深い印象として残っています。

インドネシアと言えばジャワ島のジャカルタ、あるいは人によってはバリ島であると思います。

しかし、私がのめり込んだのは、ジャカルタではなく、むしろジャカルタから見たら辺境の中の辺境になるリアウ諸島です。

それぞれの島の山奥に棄てられた女たちの物語


リアウ諸島は、ジャカルタからは飛行機に乗っていかなければなりませんが、シンガポールからは船で辿ることができます。

バタム島やビンタン島がリアウ諸島の中で最も有名な島となります。しかし、いずれにしても、日本人はまったくこれらの島には関心がありません。

シンガポールに住んでいる日本人の駐在員が、バタム島に行くくらいで、その他の島には存在すら知られておりません。これらの諸島は、インドネシア人から見ても日本人から見ても、「辺境」と言っても過言ではありません。

しかし、そんな「辺境」にも売春女性がいるのです。なぜなら、貧しいインドネシア女性を、豊かなシンガポール人が激しく買い漁っていたからです。

特にバタム島がそのような「売春島」の代表となっています。需要があるから、供給されていたわけです。

このあたりの実態については、このサイトの「ブラックアジア第二部」で繰り返し取り上げて来ました。(ブラックアジア第二部

実は、インドネシアの中央政府もイスラム色が強く、売春するような「ふしだらな女」は社会から追放しなければならないという思いがあり、当局は彼女たちを「遠いところに隔離」する方策を採っていました。

だから、インドネシアの巨大な売春地帯は、常に僻地であったり、山奥であったりします。政府の隔離政策で、女たちは文字通り「どこかの孤島」であったり、どこかの「山に棄てられていた」のです。

今回の新著『堕ちた女の棲む孤島・インドネシア辺境編』は、こうした境遇にあった女性たちの棲む山奥の売春地帯を、島から島へと巡り歩いていた頃の記録です。

ブラックアジアの原点である売春地帯の物語が、このようにして書籍になっているのは、このサイトを支えて下さっている読者の方々、そして前著2冊を購入して下さっている読者の方々のお陰であるのは言うまでもありません。心より、感謝を申し上げます。

また、今回の新著もアマゾンより予約販売を入れて頂ければ、これに増して嬉しいことはありません。今後とも、末永くよろしくお願いいたします。


すべての読者に感謝をこめて。
鈴木 傾城




書籍版「ブラックアジア」。売春地帯をさまよい歩いていた日々のことを記した書籍です。まだ手にしていない方は、どうぞアマゾンよりお買い求め下さい。売春地帯の女性たちの人生が凝縮された一冊です。画像をクリックすれば、アマゾンの購入画面に飛びます。




書籍「絶対貧困の光景」は、2014年に10年ぶりにコルカタに戻って私が見てきたもの、そして10年前に私が見てきた、どん底でもがく売春女性たちの姿を記したものです。ご関心のある方は、どうぞお読み下さい。




書籍「堕ちた女の棲む孤島」は、インドネシア・リアウ諸島のそれぞれの島で出会った哀しい女性たちとの出会いをたくさん収録しています。社会に棄てられた彼女たちはどのようにして生きているのか。画像をクリックすれば、アマゾンの購入画面に飛びます。