人は快楽を求める。そして、快楽は実のところ、その気になれば簡単に手に入る。
アルコールを飲んで酩酊することもできるし、大金をばらまいてセックスを手に入れることもできる。あるいは、真夜中の街の片隅でドラッグを手に入れてそれに没頭することもできる。
私たちはその気になれば、快楽が何であれ手に入れることは不可能ではない。
実際、多くの人が快楽を得るために真夜中の街をさまよい歩いている。没頭していく人も多い。いったんタガが外れてしまえば、人は快楽のためには何でもするようになる。
必死で働いて得た金を、快楽のために一瞬で使うことすらもする。売春地帯でも、そうやって破滅していった男たちの姿もたくさんある。
ブラックアジアでもそういった男たちの姿をいくつも記録した。悲惨な運命に堕ちた男たちは姿は途切れることがない。(ブラックアジア「破滅していく男たち」)
しかし、幸いなことに多くの人は、誰に教えてもらったというわけでもないのに、本能的に気付くものがある。
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