◆多文化共生どころか、多文化間の憎悪が生まれる暴力社会に

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以前、タイにいたとき、たまたまTシャツが必要になって、パタヤの露店で1枚買った。

何でもよかったのだが、その露店ではタイの国旗と「私たちはタイを愛する」という文字が英語とタイ語で書かれたTシャツが売っていたので、私は深く考えないでそれを選んだ。

私はタイを愛していたので、このTシャツの言葉には特に異論はない。

次の日、ぶらぶらと街を歩いていると、まったく見知らぬモトバイクの運転手が立ち上がって、私に握手を求めてきた。

向こうから笑顔で近づいて来る男というのは、だいたいが胡散臭い人間が多いので、私が警戒していると、男は私のTシャツを指さして「私たちはタイを愛する」と言った。

この男は愛国者だったのだ。私たちはハグして、立ち去った。

このTシャツの威力はなかなか大したもので、他にも店に入ると店員が私を優遇してくれたこともある。

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