《A》「性別、男。年齢、26歳。身長175センチ。最終学歴、大学。勤務先、東証一部上場企業。年収600万円。性格、快活」
《B》「性別、男。年齢、30歳。身長160センチ。最終学歴、高校。勤務先、中小企業。年収300万円。性格、温厚」
あなたは、上記の《A》と《B》を見て、どちらが有望だと思うだろうか。また、結婚相手を探している女性は、どちらを選ぶと考えるだろうか。
インターネットに接続されていることがごく普通のことになった今、結婚相手も、一晩の浮気相手も、すべてがインターネットの「検索」によって選ばれる時代となっている。
「検索」では、自分を見つけてもらうために、あるいは相手を見つけるために、性別・年齢・学歴・職歴・年収・身体的特徴等、自分の「属性」を記載して、探し合うのである。
もうすでに、この属性を検索し合って出会い、結婚するという流れは一般的になっている。実にシステマチックで、合理的だが、ここに大きな間違いがある。たとえば、もう一度上記の《A》と《B》を見て考えて欲しい。