◆なぜ人身売買の使い古された手口がいつまでも通用するのか

◆なぜ人身売買の使い古された手口がいつまでも通用するのか

ここ最近、タイの国内でラオス人の少女が売られて現地の男たちが集う売春宿に放り込まれているという事例が相次いでいて、次々と摘発されている。

2015年1月15日にもバンコクから見て北西の位置にあるスパンブリー県で、ラオス人女性72人が救出されるという事件があった。このラオス人少女たちは、カラオケ店で売春させられていたのだが、何歳だったかご存知だろうか。

13歳から15歳だった。

ラオスはカンボジアと共に貧しい国で、多くの女性が隣国タイに売られ続けている。その80%は18歳未満であることも知られており、少女売春を撲滅したいタイ政府には由々しき問題となっていた。

業を煮やしたタイのプラユット首相は、最近、18歳未満のラオス人の単独入国を拒否するという挙に出ていて、国境の町の売春宿は今、次々と閉鎖されている。

ラオス人少女が働く売春宿があったウドンターニーや、ノンカーイは壊滅状態となっており、現在の軍事政権が続く限り、これらの売春宿が再開することは難しいだろう。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ブラックアジア会員登録はこちら

CTA-IMAGE ブラックアジアでは有料会員を募集しています。表記事を読んで関心を持たれた方は、よりディープな世界へお越し下さい。膨大な過去記事、新着記事がすべて読めます。売春、暴力、殺人、狂気。決して表に出てこない社会の強烈なアンダーグラウンドがあります。

会員制カテゴリの最新記事