閲覧注意
「もう死んでしまいたい」と願う人は、実はそれほど少なくない。しかし、どんなにつらいことがあっても人間が簡単に死ねないのは「生の本能」が働くからだ。

生きたくなくても生きようとする。もう死にたいと思っても、簡単に死ねない。それが「生の本能」である。

しかし、「生の本能」を超越して、逆に「死」に取り憑かれてしまう人もいる。「生の本能」があるのであれば、「死の本能」というものもあるのではないかと考えたのが精神分析家のポール・フェダーンだった。

文字通り、死を望む人がいて、それが生きようとする本能を超越することもある。それをフェダーンは「死の本能」として捉えた。

この「死の本能」は心理学者から様々な解釈がなされているが、現在ではその根底にひとつの大きな感情があって、その感情が「死の本能」を構成していると言われるようになっている。

死を誘発するその感情とは何か。

......