(この記事は読者から頂いた投稿です)
薄いアンモニアの臭いと湿っぽさを感じて、私は体を起こしました。いつも側にいる、目に入れても痛くないほど可愛がっている愛猫の姿が見当たりません。
キョロキョロしてから、この水分をたっぷり含んだマットレスとタオルケットをじっと見つめると、漂う臭いにやっと合点がいきました。
私は何度目かなどわからないOD(オーバードーズ)をして、意識を失い、20代も後半だというのに失禁していたのです。いくら普段は可愛がってくれる飼い主でも、猫達だって近づきたくないでしょう。
立ち上がろうとすると膝が笑って、冷蔵庫まで辿り着くのに一苦労でした。