◆レイチェル・ドレザル。黒人になりたかった白人女性の人生

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不思議な事件がアメリカにあった。

黒人であると主張し、黒人の権利拡大のために長らく活動し、しかもアメリカ最大の黒人運動の組織体である「全米黒人地位向上協会」の幹部にもなった「黒人」女性、レイチェル・ドレザルが実は白人だったという事件だ。

このレイチェル・ドレザルは、10年近く前から黒人になりすまして活動していた。利権のためというよりも、本当に黒人の権利向上に身体を張って活動していた。

しかも、彼女は市警察の独立調停人を務めていて、信頼も厚かったという。

つまり、彼女は不正や詐欺をしたいために黒人の権利運動をしていたのではなく、本当に黒人のために「黒人の権利向上運動」をしていたということになる。

さらに、彼女は4人の子供を2007年に養子に迎えているのだが、その養子は全員が黒人だったという。実は黒人のように容姿を変えたのは、その頃からだった言われている。

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