2015年6月18日より、イスラム諸国は「ラマダン」と呼ばれる特別な宗教儀式に入った。インドネシアでも約2億人がラマダンに入ると言われている。
ラマダンとは「日の出から日没の間は断食をする」という儀式で、これが4週間近く続けられる。
イスラム教徒は広範囲に広がっているので、ラマダンが行われる場所は広い。
中東は言うに及ばず、東南アジアでもマレーシア、インドネシア、ブルネイ等のイスラム国家、さらにはシンガポールやタイ南部のイスラム教徒まで、ほぼすべてがこのラマダンの儀式を取り入れている。
ラマダンの時期は多くの国で労働時間が短縮され、店も早く終わる。
もちろん「魂の浄化」の意味があるので、娯楽的なものも自粛され、パーティー、音楽、バーなどもイスラム国家では、ほぼ閉店状態になる。喫煙も禁止だ。