ルワンダの大虐殺はフツ族によるツチ族の大虐殺だったが、この大虐殺を煽動したのが「千の丘の自由ラジオ」であった。
「ツチ族は嫌いだ。ツチ族はクズだ。ツチ族は我々を嘲笑している。だから、ツチ族を殺してしまえ、ツチ族を皆殺しにしろ、殺してしまえ、みんな殺せ、殺せ、殺せ、殺してしまえ!」
激しい煽動の言葉に感化されたフツ族は、たった4ヶ月の間にツチ族を100万人も殺してしてしまった。(ヘイトスピーチに扇動されて、民族大虐殺が起きたルワンダ)
今、南スーダンでルワンダと同じ、異常なまでの暴力煽動ラジオが台頭しており、この煽動に煽られて狂気のような暴力がエスカレートしていると複数のメディアが報道している。
暴力の裏側に、殺人とレイプを煽動する危険なラジオがあったのである。
南スーダンのみならず、アフリカでは未だに「ラジオ」が重要なメディアとなっている。新聞よりも、インターネットよりも、ラジオが最も重要なのである。なぜなのか。