ネパール・ガンダキ県の小さな村に暮らしていた12歳の少女スラヤは、ひとりの見知らぬ中年女性と知り合った。中年女性はスラヤを「可愛い子だ」としきりに褒めてお菓子を与えた。
スラヤは翌日も中年女性に会った。この女性はスラヤにまたお菓子を渡して、このように言った。「おばさんの家に来ないかい。おいしいお菓子がたくさんあるわよ」
スラヤが付いていくと、「おばさんの家」には見知らぬ男が2人いて、スラヤはそのまま車に乗せられて連れ去られてしまった。2人の男は途中で車を止めて、泣き叫ぶスラヤを殴りつけ、何度もレイプした。
3日間、車は走り続けた。そしてスラヤが辿り着いた場所は、自分と同じような少女たちがたくさんいる大都会の建物の中だった。そこは隣国インドのデリーという場所だったとスラヤは後で知る。
そこでもスラヤはレイプされて、翌日から「仕事」をさせられることになった。その仕事とは売春の仕事だった。
やがて3年経ってスラヤは奇跡的にNGO団体に救出されたのだが、彼女はどうしたのか……。