中国が徐々にドラッグとHIVに汚染されはじめている。この2つは密接に絡み合い、別々に語ることはできない。ドラッグの拡大とHIVの拡大を結びつけているのは何か。
もちろん、それは売春女性である。
中国で流行しているドラッグは多岐に渡るが、やはり中心となっているのは、メタンフェタミンである。つまり覚醒剤の一種だ。
中国では2014年に17万7877人の薬物使用者が逮捕されている。しかし、もちろんこれは氷山の一角であり、麻薬販売の容疑者の3万4259人も異様に少ない数だ。
中国では公安がドラッグ組織のビジネスを見逃す代わりにワイロを受け取っていることが確認されており、広東省でも公安部副局長が汚職で逮捕されるという事件も起きている。
公害もワイロで放置され、食品偽造もワイロで放置されるのと同様の構図がドラッグ売買にもあったのだ。