就職氷河期というのはバブル崩壊後から始まっている。そこで犠牲になったのは若年層だった。企業はバブルで踊ったツケを支払うために若者を雇わなくなったのだ。

そして正社員の代わりに増え始めたのが非正規雇用である。いわゆる派遣労働者を雇って、要らなくなったら切り捨てるというドライな動きをするようになっていったのだ。

このため若年層の貧困は2000年代に入ってから急激に増えはじめ、2015年には格差がしきりに問われるようになっていった。

そして、その頃から徐々に広がっていったのが「シェアハウス」「シェアルーム」と呼ばれるものである。

カタカナで言えばなかなか最先端の響きがあるが、これは要するに昔の「タコ部屋」である。トイレ、風呂、台所は共用で、狭い部屋に何人もの人たちが押し込まれるようにしてひとつの家屋、部屋で暮らすのだ。

このスタイルが、どんどん増えている。

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