いよいよ、ヨーロッパの移民政策が限界に達してきた。2015年8月17日、欧州対外国境管理機関はユーロへの難民・移民希望者が10万7500人にのぼり、過去最多を記録するという事態になっている。
2015年はすでに7月で34万人となっており、2014年の28万人を完全に上回ってしまっている。
ヨーロッパ各国では大混乱が起きている。地中海からイタリアに入り込もうとした移民たちは船の転覆で700人が死ぬという事件が起きたばかりだ。
イギリスは難民受け入れを断固として拒絶しているが、密入国をしようとする難民が後を絶たず、英仏海峡トンネルを通過するトラックなどに隠れて入り込もうとする移民が、次々と車に轢かれて死ぬという事件が起きている。
ユーロの悪夢となったギリシャにも移民がなだれ込んでおり、「我が国の能力を超えている」とギリシャ政府は叫び、ハンガリーは移民が入り込まないように、高さ4メートルのフェンスを建設している。
それでも難民と移民はヨーロッパに押し寄せている。ユーロ圏は2015年現在で、もはや限界だ。このままでは「移民崩壊」する可能性まで指摘されている。