インドネシアのリアウ諸島で知り合った人たちの中に、ヨシという女性がいた。とても華奢で、物腰が柔らかで、優しい女性だった。

ヨシという名前の響きはどこか日本人女性の名前に似ているが、日本人の血は一滴も入っていない。しかし、肌の色がインドネシア人にしては白く、彼女はシンガポール人にとても人気のある女性だった。

何となく、今でもよく覚えている女性だ。(現地妻。シンガポーリアンの現地妻だったヨシという名の女性

彼女は、シンガポーリアンの現地妻であったこともある。早い話が愛人稼業をしている女性だったのだ。

売春女性の中には、かつて誰かの愛人だったという女性に会うことがよくある。刹那的に知り合い、波長が合ったり、身体の相性が合ったりすると、男は何度も何度も会いたくなる。

たくさんの女性を取っ替え引っ替えするのではなく、「これ」と思う女性が見つかったら、彼女を囲ってしまうのである。「愛人になって欲しい」と男は提案する。

売春地帯にはそういった男が珍しくなく、売春女性も慣れた男と一緒にいる方が安心だし安全なので、愛人になることを承諾することが多い。

そうやって、誰かの愛人になっていく女性がたくさんいる。

「あなたの愛人になってもいい」と言われたとき、あなたはどうするだろうか。

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