世界最悪の独裁政権と言えば、アフリカではジンバブエ、アジアでは北朝鮮ということになるのだろうが、経済崩壊の顕著な例としてジンバブエはよく引き合いに出される。

この国はムガベ大統領による圧制と悪政と、最悪の貧困によって国民が疲弊した国である。

想像を絶するハイパー・インフレが引き起こされ、ジンバブエ・ドルと言えば経済崩壊の象徴になってしまった。

ジンバブエドルは2015年6月11日、ついに廃止されて国内はアメリカのドルと南アフリカのランド通貨がジンバブエの通貨になった。

さらに2016年からは、中国の人民元もジンバブエの法定通貨になる。ジンバブエは中国に48億円の借金があったのだが、それを帳消しするために受け入れたものだった。

ムガベ大統領の行き当たりばったりが見える呆れた政策だが、現在このジンバブエで大きな問題となっていることがある。

「チングウィジ避難民キャンプ」の問題だ。この避難民は、ジンバブエ政府が計画したダムが氾濫したことによって生まれた人災型の避難民だった。

ムガベ大統領は無計画にダムを作り、案の定それは氾濫して2万人以上もの避難民を生み出していた。それだけでも問題なのだが、もっとひどいことが起きていた。

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