アルゼンチンは破綻した国家だ。しかも国家破綻は1度や2度ではない。もう8度もデフォルトを繰り返している国家破綻の常連国家なのである。

そのため、国民もすっかり「デフォルト慣れ」して、何度デフォルトしても我関せずとなっている。もうアルゼンチンには国際的な信頼はない。

国民の40%が1日1ドル前後の絶対貧困にあると言われ、アルゼンチン政府は国内の貧困率に関する統計を2013年に出さなくなり、実態が分からなくなってしまった。

であれば、アルゼンチンはインドやパキスタンのように、物乞いやホームレスで溢れているのか。ブラジルのように凄まじい暴力国家になっているのか……。

いや、そうではないので話がややこしくなっている。

ここがアルゼンチンが「不思議国家」と言われる所以なのだが、国家破綻して国民が絶対貧困のレベルにあるのに、本当の意味でアルゼンチンは貧窮に堕ちていない。

いったいその理由はどこにあるのか。

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