なぜ、覚醒剤やヘロインやコカインと言った人類に危険なドラッグが今も生き残っているのか。

これらのドラッグは、気が付くとそれなしには生きていけない精神状態、身体になり、最後には廃人になるまで依存する。

その過程でドラッグ依存者の生活は破綻し、金も信頼も人間関係も生活基盤も健康も正常な精神もすべてを失い、最後には廃人同様となって死んでいく。

このままでは破滅すると本人も勘づいているし、ふとした瞬間にドラッグ依存から抜け出そうと思う。ドラッグのために人生が破滅したのだから、そこから抜け出せさえすれば人生はやり直せる可能性がある。

しかし、ドラッグはそんな正常な判断を超越するような凄まじい渇望を依存者に与える。覚醒剤でもヘロインでもコカインでも焼け付くような渇望とドラッグへの飢餓感が精神苦痛を与えるのは同じだ。

ドラッグ依存がいったん形成されると、それは一生に渡って続くと言われている。身体が欲望を覚え、強くそれを求め、決して「治らない」のである。そんな危険なドラッグは今も根絶できていない。根絶どころか依然として強い供給もある。

なぜドラッグが消えないのかは、逆の立場になれば分かるかもしれない。

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