アマゾン川を知らない人類はいない。ペルーのアンデス山脈を水源とするアマゾン川は巨大な湿地帯が広大に続き、今もまだ人跡未踏の地があるような地域である。
川イルカもいれば、ピラニアもいる。新種の生物もいれば未開の原住民もいる。
このアマゾン川とその周域の水量だけで全世界の河川の3分の2を占めるとも言われている。ブラジル側のアマゾン川の河口にある島のひとつにマラジョ島というのがある。
地図を見ればいわゆる三角州の島になるのだが、なんとこの三角州のマラジョ島だけでほぼ九州と同じくらいの面積があるのだから、アマゾン川の巨大さは私たちの想像を絶するものがある。
当然、このアマゾン川は大陸を横切る重要な交通の要所となっており、巨大なタンカーや小さな船が無数に行き来する。そして、水上生活や川岸生活をする住民たちも多い。
かつて、彼らの生活はシンプルだった。川で取れる恵みで暮らし、子供を産み育てて死んでいく。それだけだった。
しかし彼らもまた資本主義に飲み込まれている。なんとかしてカネを手に入れて、ボートやテレビや携帯電話や衣服や酒を手に入れなければならなくなったのだ。
しかし、彼らには収入を生み出すものがなかった。そこで、何が生まれたのか。それが売春ビジネスだった。
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