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ナイジェリアのNGO団体のひとつに「アフリカン・エイド教育開発援助基金」というものがある。
このNGO団体に所属する女性アンジャ・リングレン・ローベンは、ナイジェリアのある市場でひとりの2歳になる男の子を助けたという。
この子は親に捨てられていた。なぜか。生まれたこの子は「黒魔術師だ」と村人に認定されて、この子の親もそれを信じて捨てたというのである。
ナイジェリアでは今も「黒魔術(ブラック・マジック)」が信じられている。魔術師は人々に呪いをかけて不幸に突き落としたり、人を動物に変えたりするという。また、死んだ人を生き返すという魔術も信じられている。
この死者生還(ゾンビ)の伝説はヴードゥー教と呼ばれる宗教から来ているのだが、このヴードゥー教の発祥はベナンという西アフリカの国である。
このベナンこそがナイジェリアの隣国であり、そのためにナイジェリアでもヴードゥー教に非常に近い原始的なアニミズムが定着し、黒魔術も今も現役で信じられ、凄まじい事件を起こしている。最近もむごたらしい事件が発覚した。