2015年あたりから警察当局が本格的に動き始めて潰しにかかっているのは、アダルトビデオ業界であると言われている。
今まで強制的にアダルトビデオに出演させられていた女性たちが、徐々に「自分たちはアダルトビデオに無理やり出演させられた」と声を上げるようになっている。それをマスコミが集中的に取り上げるようになってきた。
アダルトビデオ業界では、製作・流通と女性を派遣するプロダクションがすべて分業になっている。その中で、一部のプロダクションが女性を無理やりアダルトビデオに出演させている。
最初の段階で、女性に契約書の内容を曖昧にぼかしながら契約させておいて、最初はグラビアのような水着モデルに出させる。そして次にヌードモデルに出させる。
そこまで来た段階で、次にアダルトビデオに持っていく。
最初からアダルトビデオに出演する女優になりたいという女性は希有で、多くの女性はアダルトビデオに出演するのに長く深く激しい葛藤がある。
それもそうだ。自分の性器が晒され、自分の性行為が晒されるのである。それを「何ともない」という女性はいない。
プロダクションはそんな女性を突き落とす。どうやって彼女たちは突き落とされ、食い物にされていったのか。