カンボジアにはかつて、「スワイパー」と呼ばれる売春地帯があった。(小説『スワイパー1999』と、その時代背景の解説について)
2003年に完全に息の根を止められたとされるこの売春地帯だが、私が2004年に再訪すると、裏通りで馴染みの老婆がまだ非合法の売春ビジネスを細々と続けていた。
そして、静かにやってきたドイツ人がこうした闇ビジネスの顧客として関わっていた。あれから、すでに10年以上経つ。カンボジアはどうなったのか。
もしかしたら、まだカンボジアの闇は変わっていないのかもしれない。
アメリカ出身の牧師、ドン・ブリュースター氏はカンボジアに移住し、そこでカンボジアの貧しい人々の支援に入っていた。そんな中でこの牧師が見たのは、実におぞましい「伝統」だったという。
何が起きていたのか。ブリュースター氏が支援している貧困家庭の少女キエウの身に起きたことをドン・ブリュースター氏はCNNに話している。