私が兵庫県の尼崎市を訪れたいと思った理由は2つある。1つは「かんなみ新地」を見てみたかったからだ。そして、もう1つは「角田美代子」に関心があったからだ。

角田美代子とはどんな犯罪を行っていた女だったのか。基本的にやっていることは単純だった。

屈強な男たちを集めて自分がボスになり、普通の人が暮らす家に乗り込んで乗っ取り、暴力で支配して財産を奪い取り、すべてを奪ったら去っていくというものだ。

犯罪の相関図を見ると非常に複雑なことをしているように見えるが、それは被害に遭った家族が多く、それぞれの家族関係が入り乱れているからだ。

見るべきは相関関係ではなく、「手口」の方である。

角田美代子の特徴は、容赦ない暴力性と人間を人間と思わない冷酷さにあった。

直接暴力を振るうのは、彼女の親族であった在日韓国人の李正則という男とその仲間たちが行っていたのだが、命令は角田美代子が行っていた。

角田美代子の暴力の対象になった家族はどのような目に遭っていたのか。

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